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人はなぜ動かされるのかー影響力の武器からの考察

人はなぜ何かに心を動かされて行動をし、時には人に好意を抱くのだろうか。

人という生き物は大変複雑な生き物であるからそう簡単に説明できることだけではない。しかし、留学にきて10か国以上の人たちとコミュニケーションを行う中で見えてきた人間関係を円滑に進めるための本質を感じ取れるようになってきた気がする。

それを今回紹介したい。

 ロバート・B・チャルディー二の影響力の武器

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という本がある。

これは、大学4年次にたまたま図書館で見つけた本なのだが、衝撃を受けた。

あまりにも内容が面白くそして人は複雑で聡明な頭脳を持ちながらも、普遍的に心も行動もある程度までは動かされてしまう、コントロールされてしまう生き物であるという事も知った。

これは超良書だと思う。ぜひ読んでほしい。

 

そしてその中から人間関係に役に立つ”武器”を紹介したい。

返報性の武器

本書で詳しく書かれているのだが、要はGive and Takeに関する内容である。

人は人から、企業から、組織から何か恩を受けた時それを返そうとする意識が働くのである。さらに自分が想定しているタイミングや情報量を上回るとより深く「恩」を感じるという。これは人間関係を構築する上でとても重要だと考える。人間は一人では生きていくことが出来ず必ず誰かの助けが必要である。人と人のつながりの中に自分が存在しているのである。そして多くの人に対して沢山Giveしていくことが大切だと思う。

ここで一つ注意してもらいたいのだが、相手から何かを貰おうと思って、Giveするのではなく、心からの親切心や、あくまでも好意的な無償のGiveを長く続けると良いと思う。それは必ずしも”物”である必要はない。例えば有益な情報や、家に招いて食事を一緒にするというのでも効果があると思う。もっと簡単な例を示せば「名前を読んで挨拶をする」これだけでも良い。名前を読んで挨拶を続けると、必ず相手も名前を読んで挨拶を返してくれる。いつもニコニコと挨拶をしていれば、自然と相手もニコニコと挨拶をする。好意を受けたらそれを人は返そうとするのである。多くの人に出来るだけ多くの好意を与えるように心がければそれはいつか自然と自分のもとに好意が返ってくるのである。自分も沢山の好意を多くの人に与えていきたいと思う。ちなみにであるが、”お金”は人を惹きつける要因には決してならない。生きていく上でお金を稼ぐ事は大切であるが、どんなお金持ちであっても幸せになれるかどうかはまた別の話である。お金はどんなにあってもそれを賢く使わないと意味がない。お金だけで女性の心は決して惹きつける事は出来ない。

コミットメントと一貫性

人は、「表明した気持ちを守ろうとする」という普遍の心理を持っているため、

誰かに発言したこと、紙に書いた事、発信した事は守ろうとする。辛いとき、苦しい時にこそ実現したい事全てを人に話して、沢山発言して、紙に書いてそしてやり遂げよう。そこに一貫性が働いているからである。

自分の弱点であるのだが、即断即決の判断がやや苦手なため、何か決断を迫られたときに保留してしまう傾向がある。これが大変良くない。優柔不断は最も改善しないといけない自分のweaknessである。優柔不断によって得することはほとんどない。

もし決断を迫られたときは、必ず自分の本心に問いかけよう。相手に不快な思いはさせないだろうか、相手を思って自分の気持ちを押し殺すのではなく、あくまでも自分のやりたい事はなんなのか、それをしっかりと自分の中で確認して決めるようにしたい。人に合わせるとどうしても受動的になってしまい、主体的な人生は送れないからである。常に「自分はどうしたいのか」これを問い続けなければいけないと感じる。

目標を常に失ってはいけない。