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インバウンド・アウトバウンドー島国日本

日本はやはり凄い場所だと思う。海に囲まれているからであろうか、自然は豊かだし、観光地はとても多いし、そして食事は健康でめちゃくちゃ美味しい。今ではi Phoneやgalaxyがスマホでの地位を築いているけれども、かつてはガラケーという名で日本の携帯電話は独特で様々な多種多様な機能が備わっていた。日本はガラパゴス化しているという記事も見つけるけども確かにそのような気もする。

観光客の受け入れ態勢はいかに

 日本という国は対日本人に対しては観光にしても食事にしてもサービスにしても非常に充実しており、日本人同士でのビジネスに関してはもう言う所がないと思う。内輪で楽しむには本当に素晴らしいと思う。しかしふと外に目を向けてみるとどうだろうか。

日本は観光名所が非常に多く、食事は美味しく健康で、接客態度もアベレージで言えば世界水準で非常に高い。治安は超安心で清潔な国である。ただし、世界的に見ても日本の英語力は非常に乏しい。まず観光名所においては全て英語でのメニューや案内を徹底させるべきだと感じる。インバウンドに対してどう対処していくのか、今は入ってきている外国人の数がかなり増えてきているのでその数の多さに困惑する方も多いかもしれないが、何も流暢に英語を話せる必要はない。印象良く伝える事が出来るかがポイントだと思う。日本人の課題として日ごろから日本人同士でしか関わり合う機会しかないためどのように外国人の方とコミュニケーションを取れば良いのかが分からない人が多いのだと思う。謙虚さを一切なくし、堂々と自信に溢れた態度を取り、図々しいくらい自分の主張をはっきりと述べ(Yes,Noはとにかく明確に)、若干引かれるくらいの明るい笑顔と相手の名前を即座に覚える事、握手は忘れずに行い、The Walking deadからStarbucksに至るまでの知識を幅広く網羅している事でコミュニケーションは誰とでもとれる。外国人でも恐れないマインドが大切なのだと思うが、ビビってしまうのも仕方がない。島国という性質上訓練慣れしていないだけなのだが、どう訓練させるかが今後の課題だと感じる。

日本人の英語能力

国もいよいよ英語でのアウトプットに力を入れようと必死になっているが、果たしてどれだけ上手く行くのだろうか。日本人から教わり、日本人同士でスピーキングをいくら行っても、それが日常で使われる事は自ら使おうとしない限りは決してないし、教育という限られた空間・時間というシステムの中でどれだけ効果的なアウトプットが行えるかという点が疑問である。英語を伸ばしたい人・出来る人は勝手に海外に流れていくし、やりたくない人は全く英語が出来なくても日本で生きていける。

ふと思うのだが、日本の英語に関してもっと主体的な授業にしようといっても、まだ無理な気がする。というのも日本の授業が高校までほとんど1(教師):30(生徒)の一方通行、そして受動的なスタイルである訳なので、これでは英語だけアウトプットを求めてもほかの授業でもアウトプットを行わない限り実現する事はとても難しい。まぁこれも日本の教育の”文化”である訳だから、変えるのには相当な時間がかかるのだろう。国と学校と先生と生徒が一緒になって徐々に変えていかないとダメだと思う。

2016年度の3月には訪日外国人の数が200万人を突破した。これは嬉しい事である。これから先どんどん訪日外国人の数は増えるだろう。日本人として日本という国はあまりにも住むには快適な国だと思う。最低賃金も比較的高く、東京の飲食店の競争率は世界一高いので必然的に安くても美味しいお店が増える(ただし情報は自ら手に入れる必要がある)。国内消費を多く繰り返す事で、景気は良くなる。ただし多くのビジネスモデルはやはり国内だけに目を向けたものが多いのではないだろうか。1億人相手のビジネスに力を入れるからこそ、競争率が上がり、日本の国内ビジネスの質も上がるのだと思うけれども、世界に目を向ければ約60億人のマーケットがある訳である。まずはこの素晴らしき日本という国に訪れる方に向けて日本のお家芸であるお・も・て・な・しをいかに外国人向けに対応出来るのかという点と次は世界にむけて日本の良さをどう組み合わせて発信していくのかが日本の今後の課題だと感じる。という事で英語の学習はいくつになっても欠かせない訳であります。