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【気軽に飲めるクラフトビール】 vol.1 多様化する価値観・成熟化するビール業界

今回から連続で、クラフトビールに関して記事を書いていこうと思います。

つくばクラフトビアフェスト2015の実行委員を務めまして、ちょうど去年からクラフトビールについてはまりはじめた訳です

*ちなみにぐるなびの2015年度今年の一皿にはクラフトビールは6位にランクインしております(1位は”おにぎらず”)

 

とりあえず、vol.1 は多様化する価値観・成熟化するビール業界について。

Vol.2はコンビニで買えるクラフトビール(+おつまみ)

Vol.3はスーパーで買えるクラフトビール

Vol.4はクラフトビアフェストに関して

Vol.5は海外の最強クラフトビールに関して(イギリス・アメリカ)

(本当にVol.5まで書けるのかな?笑)まぁ頑張ってみます( ^^) _

 

 

”ビール” その言葉からあなたはなにを連想するだろうか。

世界で一番よく飲まれているアルコール飲料 ”ビール” 好きか嫌いかは別にして、誰もが知っている ””ビール

 「最初の乾杯はビールで‼!!」「のど越し最高‼!」「抜群のキレ‼!」「ゴクゴク飲める‼!」

 ビールと言われると以上のようなイメージが湧いてこないだろうか。

黄色で、キンキンに冷やして、とりあえず最初の一杯は皆ビール。お父さんの正義の味方。

このようなイメージをした人は多いのではないでしょうか。

そう今回はそのビールに関する固定概念を崩していきますね。

 

*ちなみに日本では発泡酒第三のビールも数多く存在しておりますが、それはビールではありません。ビールに使われるものは基本的に水・麦芽モルト)・ホップの3つのみです。麦芽やホップの種類・量を変えて色々なビールになる訳です。

麦芽の量を抑え、副原料などを色々使っている発泡酒第三のビールは、ビール風飲料です。酒税が安いからこっちも人気が非常にあるのですが、ビールに比べるとやはり美味しさは劣ってしまいますね。

 

チェーンの居酒屋さんやコンビニなどでも必ず置いてあるビールは大体大手4社のビールです。

アサヒならば「スーパードライ

サントリーは「プレミアムモルツ」・「モルツ」

キリンは「一番搾り

サッポロは「黒ラベル」「ヱビス

 

これらは日本のビール市場のほぼ全ての割合を占めています。

近年ではプレミアム系ビール(プレモルが有名ですが)も台頭してきている印象もあります。(お歳暮とかで使われていますね)

 

アサヒがビール業界の首位に立ってからはビールといえば、”夏”や”のど越し”といったイメージが消費者の方には植え付けられたことだと思いますが、大手4社の定番ビールはラガータイプのピルスナービールというもの、世界ではこのピルスナータイプのビールが圧倒的に多く流通しております。

 

ちなみに、ビールは大きく分けて、ラガーとエールタイプの2種類のビールがあります(自然発酵なんてのもあります)。

ググると色々な情報が出てきますが、大切なポイントはエールは常温での発酵。ラガーは低温での発酵。となります。つまりエールはそこまでキンキンに冷やして飲まなくても十分に味わいが楽しめて(逆に冷やしすぎには注意)、ラガーは比較的冷やした方が美味しいい。

と言える訳ですね。

東南アジアベトナムカンボジア・タイ)などは圧倒的にラガーが主流です。

だって暑いからね(*_*; ラガーが人気あるのですね。

 

そして日本でもやはり圧倒的に流通しているのがラガーのピルスナーというビール。

なぜここまで流通したかと言うと、かつて日本にビールが知れ渡った時、どうやら当時の日本人は酸味というものに対して苦手意識を持っていたらしい。ピルスナータイプは酸味もなく、当時の日本人好みだったため、主流がピルスナータイプのビールになったとか。

とは言ってもですね、現在では日本人の味の好みも本当に多様化していますし、なにより日本という国は料理のバラエティが半端ではないですよね!!

東京は世界一グルメな街として有名です。世界中の飲食店の人が口を揃えていう言葉

「東京で成功すれば、世界でも成功する」そのくらい東京の飲食店は種類も豊富だし、もちろん料理の幅も広い。

しかし、飲食店に置いてあるビールはおそらく99%が大手4社のビールだろう。

しかし、ふと疑問に感じてほしい。

本当にすべての料理に対して、ピルスナータイプのビールが合うのであろうか。

和食にはピルスナー、ピザにもピルスナーでいいのだろうか。

 

個人的に考えるのは、料理一つ一つに対して合うビールが存在するという考え。

これはつくばクラフトビアフェスト2015のメインテーマの一つ”ペアリング”という考えに基づいているのだが、例えば、ピルスナータイプのビールであれば、ポテトが良く合う。色と味わい2つの観点からそう述べることが出来る。

色→ピルスナーは黄色、ポテトも黄色が多い。(色が似ているという事は味わいも似ている可能性が高い。)

味→ピルスナーはさっぱりしており、飲みやすく、後味もすっきりしているタイプが多い。ポテトも塩味が多く、こってりというよりかはサッパリしている印象を受ける。

つまり、ポテトとピルスナーは素晴らしい組み合わせだ言えます。

これがペアリングの一例。

料理の種類が尋常じゃなく多い、日本ではもっと色々なビールが流通しても良いはず。

というのが個人の考え。

 

 

ちなみにエールタイプのビールは「香り」「フルーティーさ」「苦味」などの特徴があります。

のど越しではなく下で味わい、ゴクゴクではなくて時間をかけてジックリ飲み、サッパリでなく、苦味を感じながら飲む訳です。

そしてクラフトビールと言われるものは様々な種類があるが、個人的にクラフトビールを定義するならば、”個性的”と表現したい。

ホップを大量投入して、苦味・香りを最大限に引き出したり、また副原料を加えてよりフルーティーなビールにしたりなど、個性的なビールであるのが特徴と言えよう。

様々な個性的なビールこそが、日本に存在する多くの料理一つ一つに合うと考える。

 誰だって美味しい食事は食べたい。

それと同時に誰だって自分が一番好きなビールが飲みたいと思う事でしょう。

それを実現可能にするのがクラフトビールなのだ。

 

 個人的に女子にお勧めしたいのが、「セッションIPA」男子にお勧めしたいのは「W-IPA/インペリアルIPA」というビールのスタイル(単に個人的にIPAが好きなんですけどね 笑)

 

そして大手のビール会社も実はクラフトビールに参入してきている。

丁度2014年、2015年くらいからかな?

クラフトビールという言葉は2012年ごろから世の中に出回るようになったのだが、その言葉が出回る前は地ビールというビールが各観光地にあったのだが、観光地の起爆剤とはならなかったらしい。 

 

サントリーはクラフトセレクトと言う部門があり

キリンはグランドキリンという部門、さらにはスプリングバレーというクラフトビールのブルワリーを持っている。

サッポロはクラフトラベルという部門があり

 アサヒもクラフトマンシップという部門がある

 

 どの大手もクラフトビール作りに力を入れてきている証拠であろう。

これはまさしく多様化する価値観を反映させていると考える事が出来る。

ビールは個性を表現しやすい飲み物なのだ。

 

しかしながら、大手は小規模ブルワリーに比べると、リスクを取りにくいので、超個性的なビールは残念ながら生まれにくい。

小規模のブルワリーの方が半端なく美味しビールを作れる可能性を込めている。

 

国内ではヤッホーブルーイングや日立酒造などが有名であるが、ここで一つお勧めのブルワリーを紹介したい。

 COEDOである。

デザイン・味ともに非常に優れている。

スーパーなどでも比較的購入しやすいのでぜひ一度試してほしい。

ちなみにCOEDOの伽羅が個人的には推しビールである。

www.coedobrewery.com

 

こんなところで今日は終わりにしたいと思います。

皆さん、素敵な一杯を探してみてはいかがでしょうか?(*'▽')