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無意識と意識をシンクロさせるーコミュニケーションにおける大切さ

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我々は日常生活のあらゆる場面で多くの人とのコミュニケーションを行う。家族・友人・恋人・同僚・部下・先生・あらゆる人とコミュニケーションを行い日々生きている。自分はかつてはコミュニケーション能力が人よりも高いと思っていた。しかし最近気づき始めた事があるのだが、コミュニケーション能力の高さとは決して話の上手さだけではないような気がする。自分が一緒にいて心地よいと感じる人の特徴の多くは決して話が上手いからという訳ではなく、自分の話をしっかりと聞いてくれてそして肯定してくれる人だった気がする。これはどこかの記事で読んだのだけれども、どのような人に対してコミュニケーション能力が高い印象を抱くかというアンケートを行った結果、自分の話をしっかりと聞いてくれる人という回答が一番多かったらしい。いやこれは確かにそうかもしれない。自分は人間関係を築く上で重要な”コミュニケーション”についてもっと学ばないといけないと実感した。

 ラポール

ラポールは簡単に言うと相手と自分の間に信頼関係を築きあげる事である。人間関係を構築する上ではこのラポールの形成を意識する事がとても大切だと感じるのだが、同時にコミュニケーションを行っている最中には相手の発言や自分の言いたい事に意識が集中していまい、ラポールを形成しようという意識は生まれにくいというのが一般的だと思う。日常生活のコミュニケーションにおいては、発する言葉や相手の言葉を聞き取る事以外には潜在的な無意識が圧倒的に支配していると思う。

今まで私は相手を楽しませる・笑わせるという点において会話を重視してきた。しかしそれではコミュニケーション力が高いとは言えない。自分のフィールドに相手を誘うのではなく、相手のフィールドにおいて話をする事がとても重要だからである。そしてその相手のフィールドで話をする事がラポール形成につながると感じる。ラポール形成はなにもクライアントとカウンセラーという関係だけでなく、日常のあらゆる場面に応用する事が可能であると考える。

ぺーシング(相手の話し方を真似る)

相手の話し方やスピード・リズムを合わせる事。さらには呼吸、相槌を打つタイミング、声の高低・大きさも相手に合わせて一体感を生む事。

これはまさに無意識に働きかけるコミュニケーションであろう。発する言葉の内容でなく、いかにして相手とのシンクロを生むかという点に重きが置かれている。

ミラーリング(相手の動作を真似る)

動作を相手に合わせる事。相手が食べ物を口に運んだら自分も口に運ぶ。相手が足を組んだら自分も組む。相手が頬杖をついたら自分も頬杖をつく。相手が笑ったら自分も笑う。これもまさに無意識に働きかけるものである。ぺーシングもミラーリングも相手とのシンクロ率を高める事が大切である。これは似た者同士を好きになるという原理に近いのかもしれない。

キャリブレーション(観察)

言葉以外の全てをくまなく観察する事。姿勢・声・態度・あらゆる非言語コミュニケーションを読み取って相手の心理状態を知る事。そのためには相手の声なき声に意識を向ける事が大切。

バックトラッキング(返答する)

相手の言った事実をそのまま返す。相手から伝わった感情を返す。相手の発した言葉を要約して返す。これはあなたの事をしっかりと聞いていますよという意思が伝わる。

無意識の支配

コミュニケーションは不思議なものである。相手の事を自分がどう判断しているのか(この人が好き・この人は苦手など)、言葉で説明する事はとても難しい事である。しかし脳の中で無意識的に様々な情報から判断しているのであろう。それをもとにこの人が好き、この人が苦手という判断を下しているのである。だからこそその無意識下に働きかける事はとてもとても重要なのである。相手を自分の思い通りに変える事は不可能である。しかし、自分を変える事は努力次第でいくらでも可能である。私達の日ごろの行動をコントロールしているのは圧倒的に無意識下においての影響が強い。その無意識という脳の広大な領域に対していかにして、多くの情報をインプットし日ごろの行動を意識して行えるか、いや無意識と意識の判別も難しい。だとすればいかにして無意識と意識をシンクロさせる事が出来るのかそれがコミュニケーションにおいて、また人間関係を構築する上で大切だと感じる。