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良品計画会長””松井忠三

「当たり前の事を当たり前にやる」

 

この哲学が無印良品にはある。

 

無印良品

2015年度営業収益 2,600億円・店舗数702店舗(国内401・海外301)

財務ハイライト | 投資家向け情報 | 株式会社 良品計画

 

海外でも非常に人気の高い無印良品

私もよく無印で買い物をするが、品質はどれも高いと感じる。

そして、取り扱っている商品は非常にバラエティ豊かなのだけれども、

統一感が無印にはある。

 

無印が売れる訳とは・・・

 

 

①いつの間にか進化

人気のある商品に関しても常に少しずつ改善している。

デザイン等の大きな変化ではないが

お客さんが気が付くか気が付かないか程度の改善を行い

常に満足度を高めている。

このように少しずつの改善が品質向上につながっているのだろう

 

②地球にない色は使わない

無地の商品は必ず、地球にある色を使用している。

確かにどこか居心地の良さを無印にいると感じるのだけれども、地球にある色しか使っていないからなのだろうか。

無印の商品は暖かさと優しさを感じる。

*ちなみに無印はアフリカ等の途上国を支援するため、農作物などを栽培してもらいそしてそれを買い上げているそう。

 

③17万件のリクエストそして、お宅訪問

多くのお宅に訪問して、写真撮影を行い、

どこに潜在的ニーズがあるのかを探っている。

生活雑貨のデザイナーは言う

「あまりにも日常的すぎて問題と思っていないところに実はニーズがある。」

さらにお客さんのリクエストを常に反映させて商品の開発・改良につなげている。

この潜在的ニーズにビジネスチャンスが多くあるのだろう。

 

そして「当たり前の事を当たり前にやる仕組み」それを実行するために

ムジグラム

というマニュアルを無印(良品計画)では導入している。

 

ただ指示マニュアルという訳ではない。

(なに)

(なぜ)

(いつ)

(だれが)

がどの項目にも書いているという。

 

そしてなぜが一番大切だという。

確かにこの作業には何の意味があるのか、

それを一人一人の従業員が理解しているとその作業に意味付けが出来て

納得して仕事が出来るだろう。

そして非常に効率的だと思ったのが、

ムジグラムを導入する事で従業員の感情をなるべく排して仕事に専念できる点だと会長は言う。

 

感情があると人間はつい非効率的な事をしてしまう。

しかしあくまでも重要なのは顧客ニーズ・ウォンツをつかむこと。

どうしたら効率よく店を回し、そして商品を売る事が来るのか。

それを目的にするためには、感情というものはなるべく排する必要がある。

働く人の感覚、感情をなるべく排するためにはやはりマニュアル化は重要。

ここは日本のお家芸だと感じる。

ムジグラムがあるからこそ

どこの無印良品でも同じような接客態度・店舗を味わうことが出来る。

まぁこれは作業効率を最大限にするためにはとても重要なのだけれども、

従業員の人間味がなくなってしまう皮肉さもある。

お客さん目線で立てば、

いかにいい従業員がいるかではなくて

いかにいい商品を購入できるかという目的があるから、

顧客目線で立てば当然マニュアル化された店舗運営は欠かせないと感じるが。

 

なぜ人は無印に惹かれるのだろう。

非常に多種多様な商品を扱っているのだが、

統一感がありどれもシンプルで飽きのこないデザイン。

そして品質も保証されている。

 

シンプルだからこそ追求する価値はあると思うのだが、

無印はとことんシンプルで良いものを追求するお店なのだろう。

一度購入して良かったものはまた購入したくなる。

二度目に購入して気が付くか気が付かないか程度の改善を感じられるとまた買いたくなる。

無印はリピーターにさせるための仕掛けを作るのが得意なのだと思う。