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アメリカのクラフトビールマーケット市場

アメリカのクラフトビールは美味しい。

ハンパなく美味しいブルワリーがアメリカ国内にはとても多い。

特に西海岸やNY,Chicagoなどと行った大都市には沢山のブルワリーが存在する。

PUBとブルワリーが一緒になったブルワリーパブが今はアメリカでは熱い・・・

先日朝日新聞にこのような記事があった

(ログインしないと全文を読むことは出来ませんが)。

www.asahi.com

 そう今アメリカでは空前のクラフトビールのブームが来ている。

その前に日本のクラフトビールに関しておさらいをしておきたい。

ぐるなびの2015年今年の一皿シリーズにおいても

クラフトビールはノミネートされている。

gri.gnavi.co.jp

ぐるなびからの引用によると

・国内のビール市場が縮小を続ける中で、職人が造り出す高品質かつ多種多様なクラフトビールは、じっくりと味わい、地域性や色・風味を楽しむという付加価値商品を追い求める消費者のニーズにマッチし、市場を活性化する切り札になる可能性を感じる。

 

【日本という国】

日本は単一民族であり、また通じる言語も日本語だけの国なのだけれども、

食文化や地域性に本当に富んでいる国だ。

こんなに小さい国ではあるけれども歴史は長く、

また文化建造物や観光地はとても多い。

自然も非常に多く、魅力が溢れている。

あげればキリがない。北海道と沖縄が同じ日本だとは思えない時がある。

知床の星空と、沖縄の海の透明さ。

パスポートなしでこれだけの魅力ある地域に行ける日本人は

とても恵まれていると思う。

それぞれの都道府県に特色があって、

それぞれの都道府県に独自の食文化が存在する。

食文化だけではない、

自動車産業

機械産業

アニメカルチャー

日本にはとてつもない魅力が詰まっている。

2016年度は訪日外国者数が3,000万人を超えるとの見方もある。

物価は高いが、治安もいいし、人は親切だし、

全国どこでも格安で行けるし、かなり便利な国である。

日本は消費活動を行うにはとても良い国である。

日本独自の進化の在り方

独自の進化を遂げたガラパゴス化

またはパラダイス鎖国した国なように思える。

 

日本の地域性×食の多様性×個人の嗜好の多様化×SNS

=クラフトビールの流行 

だと思う。

クラフトビールは基本的な定義としては

高品質・少量生産・個性という3つの要素が必要となる。

また日本の場合地ビールという名称で元々親しまれていたため、

地域性も大きく関わってい来る。

希少性としての価値も出しやすい。

地域の原料を使うというよりかはどこにブルワリーがあるのか、

地域の名前を取り入れるブルワリーが多いと思う。

観光ついでにブルワリー見学が出来てしまうという点は非常に魅力的だろう。

ビールが観光の一つになるという事は

ブルワリー・消費者の双方にとってメリットが大きい。

例えばCOEDO

www.coedobrewery.com

 

または木内酒造の常陸野ネストビールなど

www.kodawari.cc

 

どのようにしてビールが醸造されるのか、

その過程も楽しめるし、麦芽やホップの知識も手に入る。

ブルワリーを好きになり、デザインを好きになり、そして味・香りを好きになる。

このようにパッケージ化出来るのがクラフトビールの魅力ではないのだろうか。

 

地域性を発信するには

クラフトビールはとても熱いと思う。

希少性の価値もクラフトビールには存在するので、

市場に対しては高価格帯の商品をバンバン投入できる点がメリットである。

プレミアムビールやクラフトビールは原価はさほど変わらないが、

利益率が高いので、

今は大手4社のビール会社もこぞってクラフトビールに参入してきている。

(大手が造るビールはクラフトビールと呼べるの?という矛盾はどうしても発生してしまうけども、スプリングバレーとかは立派なブルワリーだろう。)

一人一人、個性が違う。ビールの個性も当然違う。

自分に合った最高のクラフトビールを探す人が今後も増えるだろう。

そしてアメリカのクラフトビール市場

私はシカゴにあるHAYMARKET  PUB&BREWERYに昨年行ったのだが、

ビールの種類も100近くあり、

またスタッフのビールに対するこだわりも非常に感じられて最高に良い店だった。

www.haymarketbrewing.com

 

インペリアルIPAがとても美味しかった記憶がある。

IPA何が最高なのか、

そう抜群のフルーティーな香りと口に入れた時の苦味のバランスである。

この香りと苦味のバランスが非常に大切である。

特にアメリカで美味しいビールがインペリアルIPARico Sauvin

www.beeradvocate.com

 

イギリスならば、Tiny RebelHADOKENThe Full Nelsonであろうか。

超抜群の香りと、苦味のバランスがマッチングしすぎていて、

言葉にすることが出来ない。

Full Nelsonの方がフルーティーな香りが強く、

HADOKENは苦味のコンボが効いてくる。

そうそう、PUNK IPAとかも忘れてはいけません。

初めて飲んだIPA

今まで味わったことのない衝撃が走りました。

「これがビールなのか・・・美味い。美味すぎる」

www.brewdog.com

高級ビール エール・スミスも美味しかったなぁ・・・

openers.jp

 

他にもラガー、ヴァイツェン、スタウト、ポーター、ペールエール、

などキリがない程ビールのスタイル(種類)は多くあります。

本物の一杯を探す旅も面白いかもしれませんね。

 

そしていよいよ本題へ。

digital.asahi.com

アメリカのクラフトビール販売額が10年で4.4倍に上がっているとの事。

2014年度は2兆2千億円。

しかも大学でビールの講義さえあるとの事。

非常に受けたい。

なぜここまでブームになっているのかは実際分からないが、

やはりビールという固定概念が崩れているのだろ思う。

アメリカといえばバドワイザー

色は黄色でスッキリしていて、飲みやすい。

そのような固定概念がどんどん崩れてるのだろう。

クラフトビールの最大の魅力である香りと味を発見し始めている人が増えている証拠なのだと思う。

BBQとかには、ペールエールやIPAの方ががっつり合う気もする。

そこで大手のビール会社は今後何をするのか、

M&Aに力を入れるだろう。

黙ってみる訳にはいかない。

今までラガービールだけで満足していた人たちがどんどん新しいビールを発見している訳であり、この波は止める事は多分難しい。

M&Aを行い、ブルワリーを吸収していく戦略が求められると思う。

アメリカのビール市場におけるクラフトビールの割合は11%

2020年までに20%を業界では目指しているらしい。

行けそうである。

 

*ちなみに日本ではクラフトビアフェストという言葉を耳にした事があるかもしれない。

外で飲めるクラフトビール体験は今後も人気が続くと思う。

ビアフェストに言及している記事はこちら

news.livedoor.com

人々の幸せが所有から体験に移行している現代だからこそ、

ビアフェスト人気が高まっているのかもしれないです。